沿革
大源海運株式会社は、昭和7年6月に、創始者・水谷源右衛門が個人企業として、はしけ運送を主とする大源回漕店を興したのが始まりであります。
昭和17年12月、大源回漕店は、戦時統制令によって設立された名古屋港運株式会社に参加いたしましたが、昭和23年3月に同社が閉鎖機関に指定され、翌24年4月、名古屋市港区真砂町五丁目六番地に大源海運株式会社を創設したのであります。以来、大源海運株式会社は、以前のはしけ及び曳船等をもって石炭を主体とするはしけ運送業務を行ってまいりましたが、その中で、はしけを新造充実させ、業界に確固たる基盤を築いたのであります。その間、昭和27年6月には、名古屋市港区浜町五丁目3番地の1に本社社屋を建設いたしました。
その後、名古屋港の発展に伴い、一般港湾運送事業、はしけ運送事業、沿岸荷役事業、倉庫業、通関業、その他これらに付随する諸業務の許認可を取得するとともに、運河沿いに、逐次、倉庫を建設し、輸出入貨物に対する一貫港湾荷役業者としての形態を完備いたしました。更に、昭和60年2月には、当地区のトップ企業である名港海運株式会社の資本参加を得、強力な連携の下に巾広い業務体制を拡充いたしました。
平成7年11月、名古屋港におけるコンテナー基地の中心である西部地区に進出するため、西3区の現住所に、倉庫及びこれに隣接する本社社屋を建設し、同年12月に移転いたしました。これにより、お客さまの手であり、足であり、目となる直接の担当者が常にその貨物の側にいることが可能になり、理想としていた直接管理体制が整いましたので、充実した貨物管理の下で、一層きめ細かなサービスが提供できるようになりました。
こうして半世紀、『誠実な港湾荷役業者』として、お客様の信頼を得て現在に至っております。